2004年11月 52回 大会・試合中のコンディショニング➁
プロ野球のトレーナーの方に実際の現場でのコンディショニングについてお話を頂きました。長いシーズンを戦い抜く為に、スタッフの役割分担がはっきりしています。その分、各スタッフ間での情報共有や共通の認識など繋がりを持って、役割を全うしなければ連携が取れなくなります。
1軍の選手やポジションによってもコンディショニングが変わってきます。
2004年10月 51回大会・試合期間中のコンディショニング
大会期間中では選手、チームが集中できる良い状態に持っていきます。基本はボディチェックを行うことにあります。フィジカルキャパシティチェック(体力測定)や簡易的にチェックを行うことで毎日自分がどのような状態なのかを把握します。基準を設けて身体の変化を見るようにしていきます。
第50回スポーツネットミーティングは、分子栄養学の高橋敬介氏を講師にお招きして、スポーツ選手のための栄養学というテーマで食事やサプリメントの必要性を具体的にお話していただきました。人の身体は60兆個の細胞からできています。良い細胞を作るためには、良い材料(食事)が必要です。炭水化物、タンパク質、脂質だけでなく、ビタミンやミネラルもバランスよく摂取することで、スポーツに必要な身体づくりに繋がります。
人は、スクワットなどの上下運動で上へと思うと、下へ行きやすくなり、逆に下へと思うと上に行きやすくなります。ベンチプレスなどの伸縮運動は上に行きがちですが、下へと降ろす意識で行うと効果があります。ついついやりやすい方を意識して行ってしまいますが、トレーニングをする中でやりやすい方はそのままにしておき、やりにくい方を意識して行います。
フィジカルチェックで自分のタイプを知る方法をご紹介します。前屈のチェックを行い、自分の足裏の荷重位置を感じます。感じにくい方は目を閉じて行いましょう。このタイプチェックは今も我々スタッフが試合当日の選手に行います。短い時間で簡単に選手自身が今の自分の状態を知り、必要なコンディショニングを行う事が出来るからです
シーズン中は、技術練習が中心になりますがその中でも継続してトレーニングをしていくことが競技力向上、ケガ予防に繋がります。その際にポイントとなるのが、年間を通して同じ時間内(30分~60分)で行えるようにするメニューを準備することでオフシーズンからの強化を継続しやすくなります。
日本の国技である「相撲」での基本姿勢と基本動作が多くのスポーツにも生かせるのではないかという発想から、身体の使い方、正しい動きを体験しました。相撲の基本姿勢は股関節、膝の曲げる角度を90~120度を基準にし、つま先を外に向け、90度になるようにします。注意点は重心を両足の親指と母指球の中心に置き、肩の力を抜きます。そして、手の小指に意識を持ち、脇を締めます。この基本姿勢を足幅、膝、つま先の方向や角度を変えると様々なスポーツに対応でと思います。
2004年4月 45回連動した動きについて(身体のつながり)
身体のつながりが分かる簡単なチェックとして、寝転がりのチェックを行いました。身体のつながりがなければ真っすぐ寝ころぶことができません。また寝ころんだ際に、前後から身体を押してもらい、固定できるかもチェックしてみましょう。
立って前屈を行ってみましょう。自分は硬いと思って前屈をするよりも、得意なことだと思って前屈を行う方が前屈がしやすくなります。気持ちで硬いと思うと身体の硬さが出てしまい、余計に硬くなってしまいます。
第43回は怪我についての質問に、理学療法士の吉田先生にご回答いただきました。その中でも、「ハムストリングスの肉離れが癖になるのはなぜ?」という質問にお答えいただきました。
参加者の方から「スイング動さで力の入りにくい部分があるが、どうすれば良いのか?」という質問に対して、体を動かしながら行いました。下半身の力を上半身、指先を伝えられるかどうかが重要なポイントになります。